マイクロコンピュータはマシン言語で動作する。 マシン言語は 0 と 1 の系列で、人間にとって非常に分かりにくいものである。 そのため、マイクロコンピュータ用のプログラムを開発するために、アセンブラ言語で書くのが一番効率が良い。 C言語で書いて、マシン言語に変換することもできるが、できあがったプログラムは大抵効率悪いし、下手をするとマイクロコンピュータのメモリに入りきれない。プログラム開発は、一般的に下記のようになる。
アセンブラ言語のプログラムを書く ↓ アセンブルする(マシン言語に変換する) ↓ マイクロコンピュータにプログラムを書き込む
これらのこと(PICプログラム開発)をするために、Microchip 社は MPLAB という PC で動作する開発環境を無償で提供している。この章では、プログラム開発をするための準備作業を行う。 具体的に、MPLABと書き込み装置を準備する。
- 5.1 MPLABの準備
- 5.2 サンプルプログラムのアセンブル
- 5.3 書き込み装置の準備
- 5.4 サンプルプログラムを PIC に書き込む